■2月のトロントマーケットウォッチ

1月は大幅に平均販売価格がアップ

トロント広域圏（GTA）における住宅購入価格は手頃なままで、多くの人々が物件探しをしています。 1月は、昨年に比べ売りに出されている物件数は大幅に減り、これは物件を探しをしている人たちにとって家を見つけることが困難であったことを意味しています。

GTA REALTORS®（GTAの不動産仲介業者）は、2014年1月にTorontoMLSシステムを通じて4,135件の販売を報告しました。この結果は、昨年1月と比較して2.2％減。MLSシステムに入力された新着物件は同時期と比べて16.6％減少し、8,822件でした。

「今後大幅な価格向上になる可能性があり、そのためにホーム·エクイティの増加がよりたくさんの所帯主が家を売りに出す引き金として機能するでしょう。これは子供が増えたから大きな家に住みたい、子供が独立したから家を小さくしたいというようなライフスタイルが変化している世帯に当てはまります。」とトロント不動産委員会会長のダイアン・アッシャー氏は述べています。

 2014年1月の平均販売価格は526,528ドル。この数字は、昨年1月の482,080ドルに比べ9％増。

"価格成長のペースは2014年に入った今も強いままです。昨年と同様に、トロント市内とその周辺地域の一戸建住宅、二戸建住宅やタウンハウスを購入したいバイヤー間の競争は、販売価格の上昇圧力を及ぼしていきます。同時に、住宅ローンの金利は過去最低水準付近にとどまり、それゆえに大幅な価格成長にもかかわらずGTAの平均的な世帯にとって手頃な価格は続くでしょう」と同委員会市場分析シニアマネージャーのジェイソン・マーサーは述べています。

（トロント不動産委員会発行マーケットウォッチ２０１４年２月５日付訳文）

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スミリス　夏子